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防災
2020.10.30

11月5日 防災津波の日

私は昔から空を見るのが 好きです。
雨上がりの虹、紅く染る切ない夕焼け
空から舞い落ちる雪を見るのも。

色々と悩んでたある日 親友が電話をくれました。
空を見てみて。と ベランダに出ると冬の空。
とても綺麗な満月が浮かんでいて「元気出た?」と言われたとき
心は穏やかになり、親友のおかげで1人じゃないと思えました。
冬が近づいてくると、そんなある日のことを思い出します。

こんにちは ピースアップの山下です。

11月5日は 防災津波の日です。

平成23年の東日本大震災では、
東北地方の太平洋沿岸を襲った
津波によって多くの人命が失われました。

これを受けて、津波から国民の生命を守ることを
目的に「津波対策の推進に関する法律」が
制定され、その中で毎年11月5日が
「津波防災の日」と決められています。

津波というと、皆さんはどんなイメージがありますか。

津波とは…

海底の地震・噴火などが原因で押し寄せる海水の波動のことです。

津波の速度…

津波の速度は海が深いほど速く
最高時速800km ジェット機と同じ速さになります。
陸に近づくにつれて遅くなりますが、走って逃げ切れるものではありません。
又、陸に近づく分 高さも増しています。

津波の高さと威力…

0.3m  避難行動が取れなくなる
1.0m  巻き込まれるとほとんどの人が亡くなる
2.0m  木造家屋の半数が半壊
3.0m  木造家屋のほとんどが全壊
5.0m  2階程度の建物が水没
10m   3階程度の建物が完全に水没
15m   4階程度の建物が水没
20m   鉄筋コンクリートビルも全面破壊する

これは津波の高さと威力の目安です。
東日本大震災時 最も高かったのは16.7m推定されており、
南海トラフでは、高い所で34m
九州から東海の広範囲で10m以上が想定されております。

想像してみてください。
目の前にそんな津波が来た時、
私達はどうしたら良いのでしょう。

まずは、津波への備え…

・ハザードマップを確認・・・津波が来た際、どこにどれだけの高さの津波が来るか確認
・家族で危機管理や知識を共有・・・津波が来た際どこに避難するか確認
・携帯型ラジオを常備しておく・・・津波の到達予測時間などの情報確認

津波がきたら…

・近くの高台や津波避難ビル、より高く頑丈な建物へ!
・避難したら津波警報注意報が解除されるまで絶対に動かない。

そして 何よりも心得ていて欲しいことは
大きな地震がきたら 津波が来るということです。

3月11日大きな地震の後に
目の前で大きな津波が人を襲う、あの光景を見て
何も出来ない自分、やりきれなさと苦しさで足が竦みました。
この日どれだけの人が日常が消えたのか。
記憶は少しずつ消えていくけれど
この出来事はずっと忘れてはいけないものと思っています。

明日がなければ、夢も希望も楽しみも生まれず
人は一人では幸せも笑顔も生まれません。

何かが起こった時
私達の・大切な人のあたりまえの日常が
少しでも平和に穏やかに続くように。

防災について考え、備えておきましょう。

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