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防災
2019.07.24

水害と正常性バイアス

青空

青空

晴れより雨派なので最近雨が降り続けることには全然問題無いスタッフSです。でも暑さには弱いので、蒸し蒸しするのはなかなかに鬱陶しく感じますね。

昨年の猛暑から打って変わっての冷夏。こういった異常気象は今後も続くのか、さらに悪化していくのか。ただでさえ日本は災害が多いので備えていくことが大切だと感じます。

その影響か、今年も全国各地で去年に引き続いて大雨の被害が多発しています

水害と一口にいっても台風と大雨、土砂崩れや河川の氾濫などで大きく違いますが、その中でもバッテリーや非常食は役に立つので、ぜひ備えておきたいところです。

事前の予防としては、水害は地理が非常に大きな要素を占めているので、家や会社はどんな場所にあるのだろう? と考えることが防災の第一歩です。
「~沢」「~谷」などの地名がついている部分は危険、というのは良く聞きますね。埋立地であったり、河川を曲げた後があったりとその土地の歴史を知ることも重要です。

しかし水害の被害を一番抑えることで肝心なのは、「自分の心」に負けないことだと思います。「正常性バイアス」というやつです。

正常性バイアスとは
正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で[1]、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。

自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい[2]、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、逃げ遅れの原因となる。引用:正常性バイアス

正常性バイアス

というものです。

「自分だけは大丈夫」という思考は本当に恐ろしく、僕も以前、マンションで火災報知器が鳴った時に、「誰かの押し間違いだろう」とか「小火くらいだろう」と思ってしばらくゴロゴロしていたところ、若干煙たくなってきたので慌てて逃げ出したことがあります。その時の火災は下の方の階で二三部屋が延焼しました。

結果的に私はあまりたいした被害は受けなかったのですが(一週間程度停電生活をしましたが)、あとで思うと非常に危険な心理状態であったと反省しました。もう少し火が強かったら、いまごろこうして文字を打ってはいないでしょう。

水害は予想しやすいため、事前に自治体が避難勧告をだしていることが多いです。

そのときに「自分だけは大丈夫」という正常性バイアスに負けないで、しっかりと避難することが命を守るために必要なことなのでしょう。

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