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防災
2019.04.11

地域防災イベント見学しました

地域防災のカナメ

ピースアップのスズキです。

先日、たまたま近所で防災イベントがあるという情報をキャッチし、家族で見学しに行きました。


場所はJR吹田駅前の吹田さんくすホール。
当日は快晴でおでかけ日和。

「地域防災のカナメ」という誰でも入場無料で参加できるイベントでした。
ブース展示と、3部構成のステージが用意されていましたが
子供が幼いため長時間参加は難しく、一番気になっていた「ほくせつ親子防災部」の
ステージの時間に合わせて行きました。

ブース展示では実際に防災グッズを触れるコーナーがあり、
ピースアップでも扱っている商品がいくつか並んでいました。
一般の方は防災グッズなど目にしたこともないという場合がほとんどだと思うので
こういった場所で実物に触れられるのはいいですね。

ついにお待ちかねの講演が始まりました。「ほくせつ親子防災部」とは
大阪北部で2018年から活動されているママネットワークで
「ママに伝わる言葉で」をモットーに、各地で防災活動をされています。
以前関西大学で防災イベントがあり、そこで初めて存在を知りました。
ほくせつ親子防災部

非常にわかりやすい冊子を作成されており、データも無料で公開されています。

ここからは講演内容でなるほどと思ったものを紹介します。
まず、各自治体が発行しているハザードマップを見ましょうというお話の中で
避難場所に指定されている学校が水没する地域であるケースがあるという紹介がありました。
自分の家の最寄りの避難場所を把握しておくとともに、
河川が氾濫した際のことも想定してどこに避難すべきかを考えておくべきですね。

トイレは一番ストレスになるというお話。
被災者の方たちに困ったことの意見を集めるとトイレ問題が必ず上位になるようです。
マンションなどの集合住宅では、地震後に水が止っていなくても配管が損傷している場合があり
不用意に水を流さないほうがいいのですが、これは住人全体が意識共有しておかないといけないため
難しい問題だなぁと考えさせられました。

避難所での仮設トイレは今でもほとんどが和式だそうです。
和式もある程度あるのだろうと想像していましたが、
ここまでの比率とは知りませんでした。

今回最も目から鱗だったのは「災害だろうと子供は嫌いなものは食べない」ということ。
大人は理性で判断して今これを食べておかないとというように考えられますが
幼い子供は嫌なものは嫌なので、好きなものやお菓子などを備蓄しておくというアドバイスがありました。
また、アレルギー対応食を用意している自治体は少なく、乳児用の離乳食やミルクも無いことが多いため
家庭である程度ストックしておくことが重要です。


こちらもショッキングな内容。自治体の備蓄量には限りがあり大規模災害時には圧倒的に不足します。

実際の避難所はこんな感じですし詰めです。プライバシーもなにもありません。


避難所の夜の様子。残念なことですが避難所では窃盗などの犯罪行為もゼロではないとのこと。

避難所で子供をもつママが実際に困ったことのまとめ。
ここに書いてあるものは備蓄しておく+持ち出せる用にしておくといいですね。

以上、防災イベントレポートでした。
アピールが足らないのか(私は市報で見つけました)あまり人が多く集まっているとはいえなかったですが
昨年の大阪北部地震や台風21号を受けて大阪でも防災の意識は高まっているはずですので
こういった地域イベントがもっと増えればいいなと感じました。

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